イチローに学ぶ、一流の習慣づくり vol.10 ~感情に翻弄され「つぶやく」困ったリーダーにならないためには~

事実をありのままに受け止める

SNSの浸透に伴い、「誰でも、いつでも、何でも」、自由に発信ができる。感情に翻弄されたツイートを繰り返すリーダーの姿がニュースになってしまう時代であったりする。

「人のふり見て我がふり直せ」ではないが、SNSという便利な道具を用いる際、自らの感情を優先させてしまったりしていないかチェックしてみる必要があるかもしれない。

精神的なレベルが高い選手は、ガッツポーズをしたり、叫んだり、悔しがったりして感情を表に出したりしないものです。

イチローが語る一流のマインドセットとは、起こった事実をありのままに受け止めて、自らに起こったいいことも悪いことも平等に扱うこと。そういう習慣を心掛けることにより、常に冷静な心理状態を維持し、高いパフォーマンスを実現できるようになる。

例えば仕事での成績が良かったら、あなたはとてもウキウキした気分になるはずだ。反対に、成績が悪かったら途端に落ち込むのではないだろうか?

しかし成績に一喜一憂してはならない。

成績はもはや過去の遺物であり、決まってしまった結果に喜んだり、悲しんだりすることはあまり意味がない。それよりもいまのあなたがコントロールできることに全力投球すべきである。仕事への取組み意欲や、効率的な仕事の仕方を工夫することに意識を注ごう。

気持ちを切り替えて集中する

イチローは自らコントロールできることのみ全力を尽くす。たとえば、自分が「ボール」だと思う球を「ストライク」と判定されても、すぐに気持ちを切り替える。

どこかのリーダーが気持ちに振り回されて醜態をさらすのとは大きな違いである。

「さっきのはボールだった」とかそういうことを審判に言っても、自分にとっては絶対にプラスには働かないんですよね。

イチローが審判に抗議をしない理由である。

イチローの思考の核には、「思うようにいかないときにこそ、どう仕事をこなすかが大事である」という考えが厳然と存在している。つまり彼は、悪い状態のときほど「最高の心理状態」をもってことに臨む重要性を熟知し、それを成功習慣の柱として実践している。

うまくいかないときほど集中力を研ぎ澄まし、冷静になる。不調のときこそ工夫をこらす。ピンチのときほど平常心を保つ。一流であるためにも、自らの感情をコントロールする習慣を大切にしよう。

■ 執筆者情報

シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。


 

目標を決めても、すぐに諦めてしまう
二度寝グセが直らない
重要なこと、返信も、ついつい後回しにしてしまう
翌朝早いのに、ボケーっとテレビ見て夜更かし
ダイエット中なのに、甘いものをやめられない

 

長年の悪習慣を、たった7日間で書き換える方法があります。
最新の脳科学を駆使したら、行動を変えることは簡単で
誰でも継続の方法を知ってしまうと、習慣化は自動で起こります。 



メールアドレスを入力するだけで、あなたの人生が大きく動きはじめます。