自らの行動で示してみる
あなたは日々の仕事を、一生懸命に頑張っているだろうか。
もしも答えが「イエス」であるとしたら、一度立ち止まって考えてみて欲しい。ひょっとして「一生懸命頑張ります」という言葉を口にしてしまってはいないだろうか。
一生懸命やっています、はあくまでもほかの人から言ってもらうことであって、自分から言うことではない。
「一生懸命」や「頑張る」といった言葉を一流人は持ち合わせない。一流を目指すのであれば、自分の口からこれらの言葉を発してはならない。
極端に言ってしまえば、仕事の成果が上がるなら、別に頑張らなくてもいいし、一生懸命にならなくても、結果を出せばいいのである。
これらの言葉を封じ込めて自らの行動で示してみよう。それは周りの人たちにすぐに伝わっていくだろう。いくら言葉で「一生懸命」とか「頑張る」と叫んだところで、行動や結果がが伴わなければ、かえって逆効果である。
そもそも、「一生懸命」や「頑張る」は、一見しんどいように見えて、実はそれほど苦しいことではない。
何も考えなくてすむからである。
一流のマインドセットにおいて、「一生懸命」とか「頑張る」のは当たり前のことで、わざわざ表明するようなことではない。
いまだけに全力投球する
あなたはもしかして「いまは出来ないが、頑張れば出来るようになる」というふうに考えてはいないだろうか。もしも心当たりがあるようなら、いまだけに全力投球をすることに意識を向けてみよう。
「頑張る」が口癖になっている人ほど、やればすぐに出来るはずのことを先送りして、いますぐに始めようとしない。
人は「いま、ここに」しか存在することができない。過去はすでに過ぎ去ったものだし、未来はまだ訪れていない。人が使える時間は現在にしかないのだから、「いま」できることに力を注がないかぎり、将来できるようになるはずもない。
余裕です。全力でも投げていないし、普通にストライクを投げれば、という感じですね。結局どれくらい準備できているか、です。
一流の人間は目の前のやるべきことを黙々とこなしていく。最高の結果を出すための習慣をただひたすら積み重ねているのだ。
日本人は「頑張る」という言葉が大好きだが、結果を出すためのプロセスとして、あくまでも自然に、いたってクールに、カッコよくこなしていこう。
シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。