なぜ変わりたいのに変われないのか?
サラリーマンをやめたいけど、やめられない。
タバコをやめたいけど、やめられない。
ダイエットしたいけど、スイーツをとめられない。
夫のDVがひどくて離婚したいけど、踏み切れない。
現状から抜け出したいのに、ただ毎日刻々と時間だけが浪費されていく・・・。
いっそ、人生をやり直せたらいいのに。
あなたは今「決断」を前に、様々な迷いが心からあふれ出ていることと思います。
私も過去に自分を支配してきた、たくさんの不要な信念がひっきりなしに浮かび上がってきた経験があります。
本物を伝える人間として、私自身がブレない本物を持っていなければ、私はウソの上塗りの人生を一生続けて行かなければいけなくなります。
そんな煮え切らない自分を抱きしめ「もう前進する、足を止めない」とハラをくくった時、人生の流れが変わりました。
強力な支援者が突然現れたり、今までまったく私に興味を示さなかった人から
「是非協力させてほしい」
と連絡が来たり、明らかに今までとは違う人生の流れがスタートしました。
私がハラをくくった事で、私の言葉に魂が宿り、過去の自分とはまったく別の次元で、私の「意思」が宇宙に向って解き放たれたのではないかと今は考えています。
多くの人が答えを外側に求めすぎて、それゆえに迷ってしまう。
答えは「あなたの中にある」という、この事実を理解したとき。そして、あなた自身が「あなたの中に」本当の自分を見つけたときに、あなたという人間を導く事ができるのはあなた以外にいない、ということを痛いほど知ることになります。
相手の気持ちをわかってあげられないと、その人を心から救うことはできないのです。
さらに言うならば、相手に「この人、わかってくれている」と思ってもらえなければ、相手を理解しているとは言えません。
私自身も、怖いけど「いつか」と言って「今」から逃げ続けてきた自分を変え、人生を変える事ができました。
今あなたの目の前にある辛い現実は、あなたの心の中にあるネガティブを強く反映したものなのです。
では、このネガティブ性をどうやったら、人を感動させるような「自己表現」に転換できるのでしょうか?
あなたの体験によって形づくられた「生き様」が、あなたの心の真ん中で信じる「喜びのかたち」に沿って表現されたときに奇跡の瞬間を迎えます。
今、この記事を読むというご縁をいただいたあなたに、
あなたが本当の自分と出会えることを願って…
このプログラムを贈ります。
目次
私が三つの封印を解いたストーリー
きっとあなたと同じような苦悩を私も味わっていた
早速、14日間プログラムを開始したいのですが、ひとつ重大な秘密を先に伝えないといけません。
なぜ今、これを伝えておかないといけないのか?
それは、受け取り手であるあなたが「ある条件」を満たしていないと、どんなに優れたプログラムやどんな崇高なる叡智も吸収できません。せっかく、あなたに大切な時間を使って14日間プログラムを受けていただくのですから、100%の効果を受け取ってほしいのです。
そのある条件とは、
「あなたが私に心を開けるか?」です。
あなたが私を信じられなければ、あなたは私に心を開くことはありません。
その、1%の可能性にかけさせてください。0%を1%にするためには、最初に
「私が心を開く」しかありません。
これから、私の過去をお話しします。
私の経験してきたこと、なぜ今このような活動をしているのかをお話しさせてください。
内容ははっきり言ってドロドロで、公表するのは私にとってはリスクです。
私には家族もいますし、娘はオリンピックを目指し、フィギュアスケートを頑張っています。
アメリカで大人気だったテレビドラマで本にもなった「アイカーリー」に出演したこともあるほど可愛い娘です。
そんな愛する家族がいますが、これを話さないことには、このプログラムはあなたにとっては自分とは関係ない、どこかの誰かの話になってしまいます。
そうなると、あなたはこの14日間プログラムで本当に人生が変わるということを信じることはできないでしょう。
それでは、今だからこそ打ち明けますが、私自身、本気で家族が敵だと思っていました。
だから、妻は私の敵だったのです。長いこと、10年間も。
私の妻がどれだけ苦労したのかは、以下のストーリーを読んでいただけたら想像がつくと思います。
でも、そこから大きな学びとブレイクスルーが起きて、今は心から妻を「愛している」と毎瞬感じ続けている自分がいます。
過去の自分の状態を考えると、奇跡だとすら思えて来ます。
本当にどん底だった頃の自分をさらけ出し、生々しいストーリーを書きました。
あなたはこのストーリーに共感していただけるでしょうか。
どんな感想をあなたは持つのでしょうか?
本当に苦しんだ時代を抜けてみて、今、私がハッキリ断言できることは、ひとつ。
妻は常に100%の愛を私に注いでくれていたのだということです。
それにまったく気づかずに地獄をつくり出していたのは、私自身であったということです。
今、苦しみの中にいるあなた。
あなたの在り方がその苦しみを呼び、あなたを愛する人たちの想いに気づけずにいるんだと気がついて欲しくて、あえて私の醜態をさらそうと思います。
なお、妻の名誉の為にもひとつ付け加えておきますが、この物語は私の一方的な思い込みからつくりあげられたストーリーであることをあらかじめお伝えしておきます。
その上で、この14日間プログラムで、あなたの世界観を180度変えてもらいます。
それでは、苦悩から脱却した物語をご覧ください。
私は以前、17年間も人間の成長について探求し続けた「自己啓発オタク」でした。大学院まで行って、心理学、社会心理学、組織論、行動科学、精神医学、教育社会学。挙げればきりがありません。
でも、そんなオタクになるほど勉強しても、全然意味がなかったと、今では思っています。なぜそんな風に思うかというと、17年、人間の成長を探求してきてある結論に至ったからです。
ノウハウをいくら学んでも、知識をいくら身に付けても、「できるように」はなりません。
これが、私が出した結論です。
その事実をより多くの人に知って欲しくて、
「14日間で結果だしまくり人間になる方法」という無料プログラムをネット上でバラまいていました。
なぜこの「14日間プログラム」を無料で配っていたのか?
本当の理由をお話しさせてください。
その話を聞いてみて、「この人の話だったら聞いてみてもいいな」と思ってくれるのなら、このまま読み進めて
「14日間プログラム」を試してみてください。
私は、ノウハウコレクターでした。17年間もノウハウを集め続けました。
人間の進化に関係する全て「肉体」「精神」「コミュニケーション」「感情」「教育」「行動科学」「心理学」「コーチング」そして「スピリチュアル」など。
挙げればきりがないですが、私は極限まで探求しました。
この17年、自分が変わりたくて必死に学んできた私ですが、その経験からわかったことがあります。
あらゆる成功法則、ノウハウからは「一番重要なもの」が完全に抜け落ちてしまっていることに気づいたのです。
ハッキリ言います。
ノウハウを学んでも結果は出ません。
私が「14日間プログラム」をネット上に無料でバラまいていた理由は
今この本を手に取っていただいているあなた、そしてできるだけ多くの方に
「遠回りをして欲しくない」
この一言につきます。
そのくらい、本当に、本当に私は苦労しました。
ぜひ、反面教師として私の話を参考にしてみてください。
私は以前、こんな生活をしていました。
毎月の給料がすべて、生活費と借金返済でキレイさっぱりなくなってしまうような生活でした。
しかも、10年以上も同じことの繰り返しでした。
どうにかこの永遠に続くループを食い止めようとマーケティングの本を買い、情報商材を買い、ネットワークビジネスの会合に参加し、稼げるというものはすべてやってきました。
しかし、自己投資とは名ばかりで、出費ばかりがかさみ、一向に収入は増えず、妻への後ろめたさが増すばかりでした。これだけ成功者の言っていることを勉強し、いろいろチャレンジしているのに結果につながりません。
とくに2006年ころからは、毎晩のように怒鳴り声を上げての夫婦喧嘩でした。
泣きながら「もう喧嘩はやめて」と訴える子供に、きつい言葉で八つ当たりをしてしまいました。
妻は口ばかりで全然結果が出ない私に、「不甲斐なさ」や「いらだち」を感じていたのでしょう。
しかし、結果が出ていないのは、私が一番わかっています。
喧嘩して妻への怒りが頂点に達するたびに、散々逆ギレした後、夜な夜な散歩に出かけ、夜空を見上げながら、
「いったい俺はいつまでこんなことを続けるんだ」
「いったいいつまで我慢すれば報われるのか」
出口が見えない、行き場のない、八方ふさがりな気持ちになりました。
仕事では、客の苦情に頭を下げ(なんで俺が謝んなきゃいけないの?)、自分の保身ばかり気にしている上司に認められるために自分を押し殺し、イエスマンを演じました。
本当はやりたくもない仕事に、朝から晩まで文句も言わず毎日働いているのはすべて家族のため。
「こんなに一生懸命やって、誰よりもまじめに頑張って働いているのに、なんで家族はわかってくれないんだ?」
「なんで認めてくれないんだ?」
「なんで何もかもがうまく行かないんだ!」
「このままじゃ一緒に暮らしてゆけない。離婚するしかない」
子供が私を見る目が、よけいに罪悪感を持たせました。
…申し訳ない。
…家族が壊れていく。
追いつめられるたびに、頭に同じ言葉が何度も何度も浮かびました。
「俺って本当にダメなのか?俺は無能なのか?」
「一生こんな毎日を繰り返すのか?」
「必死にやってるのに、給料は変わらない」
「会社も上司も自分を認めてくれない」
「妻も子供も、俺がアイツらの生活を守るために、会社で自分を殺して働いているんだってことをわかっちゃいない」
「俺の一生は、この連続で終わってゆくのか?」
「俺に辛く当たるのはよせ!」
「俺が悪いんじゃない!」
「俺は死ぬ気で頑張ってるんだよ!」
こんな怒りとフラストレーションで私の我慢も限界に近づいていました。
ある日の夕食の後、寝室に向かおうとした私に妻は言いました。
「もう、あなたとは一緒にやっていけない」
理由を聞くと、
「あなたは自分のことばかり考えている」
「悪いのはいつも私で、正しいのはいつだって自分なんでしょう」
「夕食のときの無言がもう耐えられない」
私の怒りは頂点に達しました。
「お前の言っていることをそっくりそのまま返す!ふざけるのもいい加減にしろ!」
もう、すべて投げ出してムチャクチャにしてやりたいと思いました。
テレビのリモコンを画面に向かって思いっきり投げつけたい。
金属バットで花瓶や写真立てを叩き割りたい。
本当にやってしまったら、もう二度と関係は修復できないかもしれない。
でも、もう我慢の限界だ。
そして、私の頭の中では、いつものようにこんな会話が繰り返されるのです。
「結局、俺はいつも中途半端で何もできていない」
「俺は一体なんなんだ!」
「情けない」
「こんな自分がマジで嫌になる」
「今、この瞬間、すべてを投げ出して解放されたい」
「どうやって?」
「自殺…。失踪…。それとも…。それができるなら、どんなにラクだろう」
「すべてをぶち壊して、家族を殺して、俺も死ぬ。それができるのなら、どんなにラクだろう」
「金さえあれば…」
そう思って、また「稼げそうな」ものを探し、メールアドレスを登録している自分がいるのです。
私はこんな毎日をつい数年前まで、かれこれ六年近く続けていました。
「情けない人生だ」
「ダメ人間の人生だ」
「こんな自分が大嫌いだ」
と、そう本気で思いました。
ここまで読み進めてみて、心あたりがある方はいないでしょうか?
もしそうなら、うまくいかないのは、誰のせいでもないのです。
ましてや、あなたが悪いわけじゃないし、誰も無能ではないし、誰もダメ人間なんかじゃありません。
きっと、真面目で正直で、まっすぐな人だからこそ苦しんでしまうのではないでしょうか?
「自分をあきらめたくない」
そんなふうに思っているのだと思うのです。
私もそうだったからホントよくわかります。
運命を変えた出会い
「もう、これ以上無理」、限界まで達したところで、ある出会いがありました。
2011年の7月のことです。
その出会いが私を底なし沼から救い上げてくれたのです。
その方はビジネスでも大成功されているのですが、「生き方」や「考え方」人としての「在り方」を教えてくれました。
その恩人が、私に教えてくれたことがありました。
人は、一人で悩んでも解決にならない。
本当に苦しいときは人に支えてもらわないと生きてゆけない。ということです。
その恩人が心の支えとなってくれたおかげで、まず、妻に謝罪する勇気をもらうことができました。
そうすると不思議なことに、お金の問題をドンドン解決して行くことができました。
今まで何をやっても継続できず、結果につながらなかった私が、嘘のように成果をあげられるようになったのです。
妻との喧嘩が絶えない頃を振り返ってみると、私の「頑張っている」やり方は明らかに自分勝手な考え方をしていました。
妻はそんな私のゆがんだ考え方に私自身が気づけるように、必死で訴え続けてくれていたのだと思います。
ようやく、妻の本当の気持ちを理解する事ができました。
おかげで、今は本当に充実感を一瞬一瞬の中に「感じ取る」ことができる毎日を生きられるようになりました。
もちろん、今でもチャレンジは消えたわけではありません。
でも、確信したことがあります。
私は、誰に相談することもなく、問題は「すべて自分で解決しなければいけない」と思い込んでいたのです。
でも、今は違います。
人は必ず支えを必要としているのです。
一人では生きてゆけないのです。
だから、私は誓いました。
私の学びと経験を持って、同じように悩む人の助けになろうと。
私を救ってくれた恩人が教えてくれた「3つの要素」を伝えることで。
そんな想いから私は、私の恩人が教えてくれた「3つのこと」を「14日間プログラム」というかたちでネット上にバラまく決意をしたのです。
佐々木浩一は何者か
ここで、簡単に私の自己紹介をします。
私はずっとスポーツをやってきました。最初は水泳から始め、大学でボクシングを始めました。
結構いいものを持っていると、期待もされていました。
ところが、期待されていた結果よりもかなり低いところで足踏みしてしまい、目標を達成できる自分ではありませんでした。
当時はそれがなぜなのかわからず 、かなり苦しみました。
そこを探求している時、大学の恩師に「どんな分野でも、一流の人たちは必ず自分のことをよく知っているんだよ」と教えてもらいました。
実際にそのとおりで、結果を出している人は、自分のことをよくわかっています。
スポーツは「技術的に優位であること」や、体力、体格によって、勝敗がフォーカスされがちです。
だけど、本当の結果を決定づけているのはそこではありません。
その人が周りの人たちとの関係をどういうふうに結んでいるのかが重要なのです。
それをうまく結べない人は、応援もしてもらえないし、人の期待に応えることもできません。そのため、大きな結果を残せないのです。
それが見えた時に、自分に足りないのはその部分だと納得しました。
そしてさらに、人間の内面の考え方とか、人間関係の結び方とか、対人姿勢とか、信頼とかどのように創られているのかが知りたくて、勉強し始めたのです。
大学院でひととおり勉強した後、実際に現場で試す機会がありました。
大学生のライフセービングチームの監督になり、チームビルディング、チームワーク、リーダーシップなど、そこで学んだことを実践してみたところ、チームは学生日本一になりました。
この分野を深めていきたいと思った私は、アメリカに留学することに決めました。
アメリカに来てからも、コーチングやセミナーなどを通じて、人にかかわってきました。
だけど、学生を相手にしていた時にはうまく伝わっていたことが伝わらなくなり、自分の期待する結果が出なくなってしまったのです。
そこで気づいたことがありました。今の自分が相手にする人たちは大人の社会人だということです。
そのときの私は、実社会での経験値が圧倒的に足りていませんでした。
それに気づいた私は会社員となり社会人になりました。
更に、セールスの畑に飛び込んで、自分が知らない人とたくさん出会う経験もしてみました。すると、変わりました。今まで伝わらなかったことが伝わるようになったのです。
確かに、学生時代にライフセービングで日本一という結果を出した際には、知識さえあれば課題を解決できました。
だけど、実社会の中で、自分の知っていることを役立てるには、経験がないと人には本当に深いところまで伝わっていかない、ということを体感しました。
マネジメントの神様と言われているピーター・ドラッカーは、日本人のDNAの中には、次の人類の100年において世界のリーダーになる血が流れていると言っています。
私もそう思っています。
だからこそ、これから私は、日本人が世界に出て活躍していくためのサポートをしていきたいのです。
「私が起点になります」という考え方を持っている人、そういう宣言をしたい人をたくさん応援したいと思います。
この記事の元になったセミナーもその趣旨で動きました。
自分の中に自身が変わっていく力があり、自分自身を変えられるということは、その体験や活動で、他の人もよい方向に変えていける影響力を持っています。
そういうムーブメントになりたいのです。
セルフリーダーシップディベロップメント、あなたの中のヒーローを目覚めさせる方法など、私が知っているものを余すところなくこれからもどんどん発信していきます。
第1章 基礎中の基礎
最初に、基礎中の基礎からお話します。
これから私が伝えていくことの根底にある、基本原則を押さえておきます。
まず下の図を見てください。円が描かれていますね。
この図は、自分が成長していくときに、自分の内面でどんなことが起こっているかを図式化したものです。
まず、外側の円の部分に、物事の「全体をつかむ」部分が一番上にあり、ここを始点としてサイクルで回っていきます。これは、「一体何が起こっているんだろう?」ということをつかむ、しっかりと見極めていくということをあらわしています。
そして、右側の「理論的実践」は、いわば観念世界、つまり自分の頭の中で何が起こってるのかを見て、どんなふうになっていくのかを描いていく作業です。
その作業と、円に向かって左側の「体現的実践」に移って、実際体を動かして、行動していくということです。そしてまた全体像を掴んで、自分がやったことを振り返り、頭の中で練り直して…と、常にぐるぐるとサイクルを回っています。
これが図の一番外側の円で示していることです。
次に、図1の、内側の赤い円の中へ「全体を つかむ」から矢印が出て、またその矢印が帰っています。
「理論的実践」、「体験的実践」からも内からと外からと同じように矢印がでていますね。これは何が起こっているのかというと、「自己内対話」というものです。
あらゆる新しい技術や知識の獲得、できなかったことができるようになっていくプロセスは、すべて自分の中で起こる対話の質によって決定づけられます。
それが、ネガティブな対話を繰り返していくと、下降方向にらせんを描いて進んでいき、「できない自分」ができ上がっていってしまいます。
自分自身と対話すると、実際、自分の中でいろんな声が出てきます。
その声との対話、コミュニケーションをしていく中で、物事が建設的に動いたときには、どんどんよい結果がでてきます。
自分が変わり、なりたい自分にもなっていきます。
目標を達成する方向に動いていくのです。
このように、結果を左右しているものは、すべて自分の中で起こっている「自己内対話」によって決定づけられているということを、この図は示しています。
なお、全体像を見ているときにも「自己内対話」は起こっています。
練り上げて、描いて、理論的にどういうことなのか、体系化して、自分の考えをまとめていく段階でも必ず「自己内対話」があります。
実際に行動しているときにも、
「これでいいのだろうか」
「このやり方で大丈夫だろうか」
「どんな感覚だろうか」
実際に行動した感覚、体で感じ取ったフィードバックなどで、またそこに「自己内対話」を繰り返しています。
これは常に起こっているので、その質を高めていくことはとても重要です。
そうしているうちに、今までできなかったことができるようになる瞬間を迎えることがあります。
大きな壁になっていたことを突破する、ブレークスルーが起こることがあります。
そこに関わっている要素が、自己内対話とイコールでつながっているのですが、それがセルフイメージとなります。
自己内対話を続けていると、自分自身は何者かという、その定義が変わる瞬間があります。その瞬間に、できるようになっていくという現象がどんどん起こっていく。
このセルフイメージが低いと、それがそのまま枠組みになってしまって、それ以上のことは絶対にできなくなってしまいます。
逆にセルフイメージが高いと、その枠組みの中に入るものはどんどん入っていくのです。
このように、この図はざっくりと私たちの心と頭で起こっていることを図式化したものです。
このように、図式化して見えるようにすることで、視点が変わります。
ああ、こういう風に起こっているんだと改めてわかるわけですね。何が起こっているのかわかると、自分の視点が変わります。
高い視点から見られるようになるので、見通しがよくなりますよね。
見通しがいいとパフォーマンスは上がります。
自分の心の中、自分の考え、自分の行動を、サイクルで俯瞰して全体像を見ながら、
自分の頭で練り上げていく理論的実践プロセス、体験的実践、体を動かしている実践があります。
それぞれで「自己内対話」が起こり、それがセルフイメージ、自分がどういうものを持っていて、ということを客観的に見ている人ができ上がるのです。
この視点を持つことで見通しが良くなります。そうなると、迷うことも少なくなるし、道が明らかに見えますよね。例えば、地図のように見えると、この先どう進めばこうなるとか、自分が進む道が見えてきます。
そうなると、自分の動き、挑戦していくチャレンジが全然違った視点でみえてきます。
それが基礎中の基礎1です。
2 自己創造の6ステップ
まず、基本をここで抑えてほしいのですが、実際にできなかったものができるようになっていくという、6つのステップが必ずあります。
例えば技術の獲得、スキルの獲得などです。
これは誰でも同じステップを踏みますので、ぜひこの6つを押さえておいていただきたいと思います。
自己創造の6ステップ
1 (モデリング)
ファーストステップは「モデリング」です。
よい見本から正しい知識や方法を身につけ、理想の自分を思い描き、自分がどうなりたいのかを最初に描けるようにならなければ、どこにも行けません。
モデリングというプロセス、これが最初に来ます。
2 (現状把握)
今の自分の現状を正確に知ることで理想の自分からどのくらい離れているかを認識するプロセスです。
3 (内発的動機の獲得)
なぜ自分は今の瞬間を変えたいのか、この技術を習得したいのかを明確にします。
これを「内発的動機の獲得」と言うのですが、内発的というのは、自分の内側から出てくるモチベーションのことです。
外側から来るモチベーションではありません。
なぜ自分はこれをやりたいのかという「自分だけの理由」を見つけられたときに、初めて本当の動機、モチベーションができ上がってくるのです。
ただし、「あの人みたいになりたいな」程度のレベルだとダメです。
この場合、「なれたらいいな」という状態なので、動機としては不十分で、いわゆる外的なモチベーションです。
内的な動機の状態は、自分が明確に「こうなりたい」と思い「なぜ自分はそうなりたいのか」と意識することで、自分がこういう風に変われるという自分自身の理由ができ上がっていくのです。
これが内発的動機の獲得という3つ目のステップです
4 (突破口の発見)
理想の状態に向けた初めの一歩です。
何を、いつ、どのようにやるかを見つけていくことで、突破口の発見のプロセスとなります。
5 実行
「よし、やる」といって始めるということです。
6 (目標に向かって学習と獲得、達成)
自分に合ったやり方をどんどん獲得し、目標を達成できるまで、トライ&エラーを繰り返しながら、毎回決断し直して、もう一度やり続けるということです。
常にやっていくことで、自分自身の見直しができます。
何ができて、何ができないのか。
今までできていると思っていたことができないという発見や、逆にできないと思ったことができているなど、現状の把握に関する定義のし直しです。
それをしながら、自分の目的に対する微調整をどんどん続けていきます。
これが学習と獲得、達成のプロセスという6つ目です。
あとは1つ目のモデリングをもう一度見直して、自分自身の動機を再度見直したりしながら、この六つのステップを繰り返していきます。
これは基礎中の基礎2です。
すこしまとめましょう。
これまで、2つの基礎をお伝えしました。
1「自分の視点」―自分の中で何が起こっているのかをしっかり把握すること。
2「自分の技術の獲得プロセス」―できなかったことをできるようにする獲得のプロセスをどんなステップで進めるのか。それをしっかりとわかっておく。
これが2つの「基礎中の基礎」です。
第2章 失われた3つの要素
いろんな成功法則を説いた本などに、伝え手となっている著者が置き忘れたものが3つあると私は思っています。
1つ目は「原則の喪失」、つまり、原則が失われているということです。
2つ目は、勘違い、使い方がわからないなど、「感情の力」がよくわかっていないということです。
3つ目は「決断の力」です。
この3つの失われた要素について、1つ目の原則の喪失というところを主にピックアップしながら進めていきます。
自分のやりたいことを見つけるというテーマに沿って、この原則の喪失を浮き彫りにしていきたいと思います。
3点を固定する
これは、どういう意味なのかというと、自分の行きたい場所、現在地、そしてそれをつなぐことです。
わかりやすい例を挙げると、あなたがパーティーに招待されたとして、一緒に招待された友達を途中で車で拾ってからパーティー会場に行くとします。その友達の家まで行く道中、道に迷ってしまったので、携帯電話で友達に電話をするとしましょう。
「何か迷っちゃったみたいなんだけど」
とあなたが言ったとして、
友達があなたに電話で最初に聞くことは何だと思いますか?
「今どこにいる?」ですよね。
まず、あなたの現在地を特定したいわけですね
なぜそうするかというと、道に迷っている人を自分の家にたどり着かせるという目的が明確にあって、それが特定されているからです。
そこで、あなたの「現在地」と「目的地」。その二点が特定されると、当然、いろいろな道があります。
道中にこういう目印があるとか、その道はちょっとわかりづらいから次の角を曲がって、など、相手にわかりやすい道順を工夫して伝えようとしますよね。
これと同じことを、自分の目標設定に対してもやってほしいのです。
まず、自分がどこに行きたいのかということを、明確にしてください。これがとても大事なんです。
しかし、実際のところは実に多くの人が、行きたい場所、目的を明確にせずに、道順のことを考え始めます。
そして、自分がどこにいるかもわからない。なのに、どうやったらいいのかとノウハウやハウツーばかりを追いかけ始めます。
そうなると迷宮入りしてしまうのです。
このように、自分の目標に対して結果を出したいと思ったら、どこに行きたいか、何を得たいのかを明確にした上で、自分の現在地、自分自身をしっかりしていくプロセスがないと進みません。
なお、この目的地と現在地をつないでいくプロセスは、目標から逆算して考えます。
それと、あくまでもこれらは表面に表れたことを追っているに過ぎなくて、背後に動いていることが他にあります。
実際にその奥を掘り下げていくと、目的地までの架け橋となっているのは対話です。またここで先ほどの基本中の基本に戻りましたね。
答えを導き出すプロセスは、必ず対話です。自己内対話はもちろん、誰かとの対話で起こってくることでもあります。
対話から得られたもの、対話をしている自分自身、対話から得られた自分の気付きに対する信頼です。
自分がそれをどれだけ信じられるのか、架け橋となっているのは、むしろそこです。
この前に、失われた要素―一つ目は「原則の喪失」、二つ目は、「感情の力」がよくわかっていない、三つ目は「決断の力」―ですが、そこを掘り下げていくと、真ん中に一つの課題にぶち当たります。
それが今言った、信頼のところです。
自分自身を信頼すること。
自分の感性を信頼すること。
自分の直感を信頼すること。
自分ができるということを信頼すること。
行動した結果に対する責任がとれるという自分を信じられること。
やっている最中に、いろんなシグナルが自分に返ってくる、その感覚で得ているものを信じていくこと。
それだけでもう加速的に変わっていきます。
つまり自分の真ん中に、どれだけ太い信頼の柱をドンと建てることができるかというのが、実は重要なテーマになります。
第3章 自分を知る
そうは言っても、自分を知っていくプロセスは厄介です。
そこで、自分を知るツールがあって、こういったものを有効活用するのはとても大事なことなんですが、そのツールを紹介する前に、ツールが浮き彫りにするもののことを知っておく必要があります。
まず、自分の考え方を知るということですが、先ほど、考え方そのものを支配しているのが心の状態だということをお話しました。
その「心」はどういう仕組みになっているのか。
便宜上わかりやすく言えば「三層構造でできている」と考えてください。
1つ目は「顕在意識」です。
これは、自分の知っている、わかっている範囲の意識です。
次に「潜在意識」です。
その顕在と潜在の間に「半潜在意識」があります。
この三層構造です。
氷山に例えるならば、上に出ている、目に見える部分が「顕在意識」です。
そして「半潜在意識」という空間があって、下に「潜在意識」という見えないところがあります。
では、これらがそれぞれ、私たちの心の中の何%くらいの割合で存在するのでしょうか?
これは、僕が自分の能力を開発したり、これまで約3万人の人生に触れたりした経験から割り出したものです。
なお、この話はあくまでも「到達可能な」心の中の話です。
永遠に到達できないであろう深い心の中も存在していると思いますが、これは宇宙につながっていると考えています。
結局のところ心の世界は無限なので、パーセントで分けることは不可能です。
あくまでも、人間が到達可能な範囲で心の中を見たときには、こんな割合ではないか?と私はイメージしています。
それをどんどん明らかにしていこうとする作業を、人間は生きている間絶えずやっているのだ、と思います。
そして、90%が潜在意識で、こちらは到達可能なので、掘り下げれば掘り下げるほど、この割合 が増えていくのです。
そうなると、半潜在意識の割合が減っていくように感じる方も多いと思いますが、
そうではなく、全体の割合はずっと一緒なんじゃないかなと私は思っています。
ということは、可能性はどんどん掘り下げれば掘り下げるほど広がっていくのです。
そうすると、
「掘り下げ方がわからない」
という方もいると思います。
そこは自己内対話で、自分と対話していくことが大事なのですが、そのコツがあります。
これは基本中の基本ですので、まずはそこを知って、何度も行ったり来たりして少しずつ理解していきましょう。
自分を知る4つの方法
自分を知る掘り下げ方として、4つの方法があります。
1つ目は、「自己認知」です。
これは周囲に影響を与えているつもりの自分の姿のことで、自分で認知している部分ですね。
これが1%で、顕在意識と一緒です。
自分が自分自身の一体何を認知しているのかをよく観察しましょう。
掘り下げ方の2つ目は、「他者認知」。他人からの認知で、これは周囲の人に影響を与えている現実の自分の姿です。
ですがこれは、他人が受け取っている自分の姿なので、自分は気づいていないものです。
これは他人に聞かないとわからない、他人だけが知っているものなので「他者認知」です。
そこをしっかりと見ていきましょう。
自分を掘り下げるためには人と「対話」をすると自分が広がります。
ポイントは、一番対話のしやすい、つまり自分の考えを素直に表現できる人から話をすることです。
なぜなら、自分の正直な気持ちや考えを素直にシェアできる相手じゃないと正直にはなれません。
表層的な、あたりさわりのないのはただの「会話」です。そうではなく、「対話」を行いましょう。
全部正直に言える相手はなかなかいないと思いますが、これを意識して始めると正直に話せる人や、そういった機会が増えていきますので、自分のことをどんどん大っぴらにしていくように心がけてください。
これが可能性を広げていくということです。
最終的には、見栄を張って付き合っていた人にも見栄を張らずに付き合える、そういう自分に変わっていければいいですね。
掘り出し方の3つ目は、「科学的データ」です。
これは、心理学とかいろいろな分野で開発されていて、心の側面を映し出すサーベイというものが開発されているので、これで浮き彫りにしていきます。
4つ目の掘り出し方は、「伝統的データ」です。
先ほど、自己認知と他者認知のお話をしましたが、具体的に言うと、一見冷たい印象の人がいたとします。ですが、実際に対話してみたら意外と温かい人だったという場合がありますよね。
これは他者認知が書き換わった瞬間です。
自分はすごく自信がなかったものが、対話の中で「あなたって笑顔がすごく素敵だよね」と言われたりすると「あれ、私って笑顔が素敵なのかな?」と、自分に自信が芽生えるとか。
これが、自己認知が変わった瞬間です。
このように、他者認知、自己認知が変わっていき、ありのままの本来の自分が、自己でも他者との間でもでき上がっていくことがすごく重要なのです。
自己認知と他者認知にものすごいギャップがある状況は苦しいものです。
自分のことを正確に他人に理解してもらっていないと常に感じるし、自分は自分を表現できていないと常に感じながら生きるという状況ですから。
これが一致した状態が、成功者の共通点なのです。
なお、自己認知、つまり自分のことを誤解されていると感じている方の場合は、本当は自分はこう思っているということを正直に言った方がいいです。自己評価がすごく低い方は自分のことを表現するのも難しいかもしれませんが、そこは正直に言ってみましょう。
仮に、自分のことを素直に「本当はこう思っている」ということを言ったとします。そうすると大抵において、
「全然そんなことないよ。だってここはこうで、ここはこうですよ。自信持っていいよ。考え過ぎだよ、あなただけだよ、そう思っているのは―と言われることが多いのです。
わかっていただきたいのは、所詮は自分でつくり上げた自分像です。思い込んで勘違いしているわけです。それが1%あるだけなのです。
逆に、自分の知らない世界が99%、自分の中に広がっていると思ってください。自分が思っている自分像は1%しかない。
もしかしたら、他人が残りの9%ぐらいは知っているかもしれない。
例えば、すごい自分はバカでスケベだ。そういうのを言わないで他人にある程度かっこいい自分を見せながら生きているわけです。自分をさらけ出すと、社会的にダメだと。
これは追々話していきますが、今までつくり上げてきた自分の中にあるルールが、自分に正直に生きるということを制限しているのです。
自分自身を知るための道具(ツール)
それではここで、自分自身を知るためのツールの紹介をします。
インターネットで検索して調べると出てくるものばかりですので、ぜひ試してみてください。
中には高いお金を払わないとできないようなものもありますが、名前だけでも知っておいたほうがいいので紹介しますね。
こういったツールは、先ほど挙げた「自分自身を掘り下げる方法『その3』の科学的なデータ」あるいは「『その4』の伝統的なデータ」に関する項目を知りたい時に使えます。
「科学的なデータに基づいたもの」の例として、生理学や脳科学をバックボーンにしてアメリカの脳科学者、ポール・マクリーンとドイツの人類学者ロルフ W・シルム〇〇 がで開発した、自分を知るツール「ストラクトグラム」があります。
これは脳の三層構造から導き出した、非常に信頼のおけるもので、日本では私の知り合いが展開しています。
私自身、この翻訳に携わったことがありますが、本当にいいものなのでオススメです。
その他に、心理学ではたくさんありますが、私が知っているだけで信頼のおけると思うものは「エゴグラム」です。
http://www.egogram-f.jp/seikaku/
これは自分のエゴの状態をスケール化して見えるようにしてくれるものです。
つまり、普段の自分の態度を決定づけている心の状態には、ある特定の形があるわけです。
それを見せてくれるということで、自分を知る切り口として非常に有効なので、私はよく使います。
次に、「エニアグラム」です。
こちらも結構出版されているので、検索したらすぐ出てきます。
あとはカール・ユングという有名な心理学者の開発した性格診断がありますが、これもよくできています。
「ユングの性格診断」と検索すると、無料でできると思います。
更にTPAという、東大が開発した心理テストがあります。
これは性能がとても高くて、先に紹介したようなものを総合的に組み込んでいて、500問くらいの質問に答えるようになっています。
これは通常、専任のライセンスを持った講師しか取扱いができませんので、なかなか受けることができないテストです。
次に「その4」の「伝統的データに基づいたツール」の例を挙げます。
私自身、アメリカに来てからいろいろ知ったのですが、例えばカバラ数秘術、宿曜教、真言密教などに由来するものです。
これはほとんどが誕生日から割り出しているもので、占いというよりもデータに近いと思います。
なお、「伝統的データに基づいたツール」は心理学で科学的に開発されているものより、よっぽど深いところを掘り下げてきます。
見ている範囲が巨大過ぎているため、まだ科学が追いついていないと思ったほうがいいです。
そういうとらえ方を私はしています。
それでは、なぜこのように「誕生日によって自分を定義づける」ことが可能なのでしょうか。
同じ誕生日の人はたくさんいます。
その人たちの性格や生き方がみんな同じなのか、という話になってしまいますよね。
誕生日に基づく占いは、時間も、生まれた場所も含めて見ないと、正確には答えが出てきません。
これは「宇宙の視点に立って、そこから地球を見ること」だと考えてください。
そして、誕生日は時間ですよね。そして、場所は宇宙、要するに太陽系で見たら、太陽の周りを地球が自転しながら回っているわけじゃないですか。
この座標軸、位置に、宇宙に唯一、1つのエネルギーが宿っています。そういう観点で見たときに、初めて誕生日の位置づけと、自分が生まれた場所、生命が宿った場所の位置づけができます。生命が宿った場所であり、時間と空間の接点です。
なぜ私がこのような考え方をするのかというと、科学が発達して、量子というところまでたどり着いて、次のステップが「振動」だからです。
宇宙におけるすべての物質において何から何まで、それらを構成しているのは波動であり、振動です。そして、振動イコールエネルギーであり、最少単位はエネルギーであることがわかってきたときに、この視点が見えてきました。
例えば振動に関して言うと、ある種、徹底した振動を与えることによって、三角形や四角形などの形が出来上がります。
例えば水なら波動に影響し、いい言葉を与えることで、水の結晶がきれいになります。
またはその逆のパターンもあったり、すべてはエネルギーから起こっているということがわかって きました。
さらに、このエネルギーは場所にも形にも宿っているということがわかった ときに、
宇宙空間から見て、あるこの瞬間、今という瞬間に生まれ落ちるという、この場所です。まさにここが、時間と空間の接点でもあり、座標軸が定まったところに、一つの何かがあるわけです。
そうすると、生まれ落ちたその時に、何か自分が背負ってきたものが「その瞬間」にあらわされている可能性はある、と考えられるようになりました。
以前は、誕生日だけでなんでこんなことがわかるわけ?と、皆思っていました。
全く別人の2人が同じ誕生日だったら、大体同じ性格になるのか、と思う人もいるかもしれません。
そうではなく、育った環境によって性格は決まってきます。
その環境下の中で、まず、最初にインストールした自分の考え方を捨てていくプロセスが入り、その後、本当の自分に気づいていくというプロセスが入りますから、チャレンジというのは人それぞれ違うし、持つ性格ももちろん一人一人違います。
ですが、誕生日が同じであれば、もともと持っている性質と乗り越えるべき課題は似ていたりすごく近かったりするのです。
たとえば、双子は運命を共有していたり、何か不思議な偶然、出来事が起きるというのは確かにあります。
このように、伝統的手法というのは、カバラ数秘術だったり、宿曜教―宿曜占星術、西洋の占星術などいろいろありますが、こういうものをちょっと違った視点で見てみるということはすごく大事で、新たな発見につながります。
それでは、第2部でまたお会いしましょう。
第2部「2つ目の失われた要素を取り戻す方法」に続く(全3部)
用語解説
「RCFメソッド」
あなたの結果は、行動する前に90%決まっている!
RCFメソッドとは、佐々木浩一が開発したメソッドで古代密教と脳科学を融合させた「結果を創造する公式」( 「Result Creation Formula」 の略称)。
人間が結果を出すためには、創造メカニズムに沿った正しいエネルギーの変換が必要です。そのエネルギー変換の流れ(アイデア、感情、思考、計画、行動)を把握することでどんな目標でも短期間に辿り着くことが可能になります。
このエネルギー変換の理論を、誰もが理解し使えるように、実践的な手法に落とし込んだものがRCFです。
結果を出す人は、例外なくRCFの学習サイクルをまわしています。
いかがだったでしょうか。
人は誰でも「自分とはこういうものだ、こういう感じだ」とそれぞれ認識していることがあると思います。
人生のイベントや出来事についても同じで、悲しい出来事は悲しいこと、うれしい出来事はそのままうれしかったこととして認識していると思います。
ですが、もしそれらすべてが自分の思い込みや勘違いで認識されているとしたらいかがでしょうか。
そんな勘違いしたままの自分がやろうと思っていることは、本当に自分が求めていることなのでしょうか。
あの悲しかった、辛かった出来事には、本当はポジティブな意味が隠されていたのかもしれない。逆に、嬉しかった出来事にはネガティブな要素もあったかもしれません。
このプログラムには、これまで自分が当たり前だと思っていたものを根底からガラリと覆される部分が随所にあり、読むたびに違う発見があり、読めば読むほどに自分の中でいろいろな解釈が広がっていく不思議なプログラムです。
本記事は、「14日間プログラム」として2012年12月、インターネットで2日間にわたり非公開配信されたセミナー動画のテキスト版です。
その後、登録制のインターネット配信プログラムとして無料配信され、実に3万人もの人がこのプログラムに参加しています。
全セミナー分は計3冊構成となり、この本はその1冊目となります。
1章1章が大変濃い内容となっていますが、そのどれもがこれまであなたが聞いたことのない内容となっていると思います。
ぜひ、この記事をブックマークして何度も何度も読み返してほしいと思います。
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著者 佐々木浩一(Koichi Sasaki)
セルフリーダーシップ開発コンサルタント、RCF考案者。
1974年 静岡県生まれ。現在、アメリカ ポートランド在住。
「目標達成・願望達成」、「習慣化による人生変革」のプロ。
学生時代に水泳、ボクシングでオリンピックを目指す逸材として期待されながらも挫折。目標に届かず苦しみ挫折した経験から、あらゆる分野の「トッププレーヤーの現実化能力」を研究しはじめる。
順天堂大学でグループダイナミクスを専攻、メンタル的なアプローチを中心に理論を構築。また、ライフセービングチームの監督を務め、学生ナンバーワンへと導く。
2001年渡米後、シングルマザーと学生結婚し、法的に働けない立場というマイノリティから奮起し、グリーンカードを取得。日系通信会社の営業統括を経て、日系一部上場企業の米国法人トップに就任。10年かけてアメリカ社会の底辺からのし上がる。同時に独立準備のためにコーチングを中心としたセミナーを数百本開催した。
2012年10月に独立。能力開発プログラム分野において、NLPを凌ぐともいわれる「望んだ結果を生み出す公式=RCF(Result Creation Formula)」を考案する。RCFは現在、数万人が実践し、成果に直接つながる画期的なメソッドとして各分野で話題になっている。
不安でパフォーマンスを下げる人のパターンを見極め、「本人」にハラを括らせながら、ビジネスをはじめあらゆるジャンルでの実践的な結果へ繋げる手法は、劇的なインパクトを生み出し始めており、その指導力は業界きっての実力者として知られる。
メンタル、フィジカル、スピリチュアルなど、総合的アプローチから、誰もが実践可能な具体的手法まで取り入れたメソッドが特徴的で、その実践者は業界標準をはるかに凌ぐ3万人を超える。人と人の「信頼」や家族の「絆」を成功の鍵とし、目標実現と共に人間関係にも劇的な改善をもたらす。
実践者の中には数10万人の顧客を持つ経営者や、人気アーティストもおり、国境を越えた顧客同士でのコラボレーションにより新しい事業も生まれはじめている。また、「愛娘Kayaちゃんのオリンピックスケーターへの夢を支援する父親としての顔」を強みとした発信や、シングルマザーへの支援プロジェクトなど、自身の家族をルーツとした課題の解決に関する幅広い活動も日米中心に展開している。
「日本人を世界のリーダーに」をミッションに活動している。