AIに仕事を奪われないための意識改革

最近、「AI」に仕事を奪われるという話題をニュースなどで目にすることが多いですが、
一体、どれだけの人がこの話題に危機感を感じているでしょうか。

少なくとも、この記事を読んでいるあなたは、少しでもこのことに興味があったり
危機感を感じているのではないでしょうか。

では、ここで質問です。

AIを導入することで、具体的に、どういう仕事が奪われ、またどんな仕事が生み出されることになると思いますか?

この記事では、近い将来AIがもたらす未来、それに伴って私たちが知っておくべき心構えを書いておきたいと思います。

これからのITは立体空間が再現される!?

今後、日本は確実に超高齢化社会になり、AIの出現により仕事もどんどん変わることは目に見えています。

これまで、経済を動かしてきたのは「欲」の部分でした。
こういうものが欲しい。こうなりたい。もっと便利に。もっともっと・・・と。
あなたも心当たりはないでしょうか。
今までは、この欲を満たすものを提供していれば経済は発展できたわけです。

ですがこれらは、自分をごまかすための手段だということはお気づきでしょうか?
例えば、自分が成長できるために勉強をしようと思って机に向かっても、ついスマホやゲームなどに
手が伸びてしまうということはないですか?
このように、私たちは楽に、逃げる先ばかり選んできたのではないでしょうか。

その結果、先ほども書きましたが、これまでの経済は欲の部分ばかりが発達してきました。
面倒なことは「まあいっか」で逃れてきて、それでよかったのです。

しかし、今後はさらに、私たちの環境も変わっていきます。
例えば、技術が発達し、今後は通信量も膨大な量が一度に送れるようになるとして、
どのようなことが起こるかというと、
立体的なデータを送りたい場所に送れるようになります。

ちょっと、わかりにくいですね。

例えば、現在はチャットをしたとき、画面上で相手の顔が見えていますよね。それに向かって話す感じで
チャットされる方が多いと思いますが、これが、近い将来は、相手のもとに空間を再現するデータが送れるようになるわけです。

とあるセミナーを受けるとして、今はそのセミナーを受けるために、遠方からでもわざわざその場所に移動する必要が
あると思うのですが、大量のデータが送れるようになると、その状況はガラッと変わります。

講師がそこにいなくてもあたかも講師がそこにいるような映像が再現されるとしたら・・・?
しかも、講師側からも客席が見える状況ですから、そこにお互いがいなくても、相手が存在するかの
ように見えるのが、物理的に可能となる時代が来ます。

こんなことが可能になった時代を想像してみてください。
会社はどうなるでしょうか。何か習い事があったり、ライブであったり・・・。環境だけでなく、私たちの価値観さえも大きく
変わり、新たにできることが増えてくると思いませんか?
その流れで、これまでになかったような、新たな仕事先や職種が生まれることも想像できますよね。

もっとも、このようなシステムは頭のいい人が考えてくれた結果です。今私たちが普通に操っているスマホやタブレットと
同じで、出来上がったシステムを使っていろいろなことができるようになります。

ただし、ココが大事なのですが、どんなに技術が発達し、便利で素晴らしいシステムやテクノロジーを
作ったとしても、結局は基礎力、コミュニケーションが大事だということを知っておきましょう。
後ほど書きますが、実は、技術が発達すればするほど、私たち人間の持つ感覚、表現力、伝達力、体現力が、
今後AIに対抗する武器となるのです。

あなたは何ができますか?

では、もう少しAIが発達した未来のお話をしてみましょう。

近い将来、極端な考えですが、会社組織がなくなるとも言われています。
まさか、そんな。信じられない。
そう思われるかもしれませんが、多くのことがAIに取って変えられたとしたなら、
あなたが今メインでやっている仕事もなくなる可能性があります。街で見かけるあの仕事は?
この仕事は?
気づけば、レジなどは既に機械化されている店が増えてきていませんか?

このようにどんどんIT化が進むと、最終的には私たち人間には何を求められていると思いますか?

今後は、決まったことやマニュアルがあるような仕事はAIがやってくれるようになると考えてみてください。
そうなると、私たちに求められるのは何かというと「創造性」です。

これまでは、言うなれば自分がなにもやっていなくても、さぼっていても「ごまかしがきいた」と言えます。
会社組織に所属し、自分ができようができまいが、1人の優秀な人間に右に倣えをしていればよかったのです。
このようにして、私たちは長い間、集団に紛れていることができました。

しかし今後は、組織の歯車的な役割はAIとロボットが請け負うでしょう。
その結果、私たちには発想や創造、アイデアが求められるようになり、これらを実現するチームが作られ、
プロジェクト単位で管理されるとしたら、会社組織としては必要がなくなってくると思いませんか?

大げさな、と思われるでしょうか。

例えば、アメリカは既に日本の数年先を進んでいますが、如実に違いが表れていることがあります。
それは、TVのCMです。
日本のTVCMは、まだまだ洗剤とか日用品、保険などが大半を占めていますよね。
じつはアメリカでは、CMはAI、VRなどのバーチャルリアリティ関連のものがほとんどなのです。

これもまだ、想像がつかないですよね。

そしてアメリカでは仕事面に関しても大きな違いが出てきています。
それは、この章のテーマでもある
「あなたは何ができるのですか?」ということです。

アメリカでは即戦力を要求されることが多いのですが、今後はプロスポーツ選手のように、
個人の能力を認めて採用されるという、こういった方式が主流となるのではないでしょうか。

では、こういった私たち個人の能力を引き出すために、どうすればよいのか?ということになってきますよね。
「苦」ばかりでは人間は頑張れないし努力も続きません。
どうやってモチベーションを高めていくかというと、アメリカンドリームのようにサクセスストーリーを
夢を見させ、競争に巻き込むというやり方を採用しているわけです。

では、私たち自身はどのようにしてモチベーションを高め、能力を高める努力ができるのか?
というところが課題となってきます。

あなたに●●性はあるか

先ほども触れましたが、今までは言われた通りやればよかったのです。
何をやるかは会社が用意していますので、その通りに実行し、それをやりとげさせるだけの教育が必要でした。

しかし、2020年から教育改革が始まり、今度は創造性をどうはぐくんでいくべきなのか?が問われます。
そうなると、教育も変わっていくことは目に見えていますよね。
創造性がない人の仕事がなくなっていくわけですから、教育も変えていく必要があります。

決まったことだけを淡々と行う仕事はある意味楽かもしれません。
でも、その時代は終わりを告げようとしています。
そして当然の流れとして、「創造性」を要求される社会は、さらなる競争が求められてしまう可能性があります。

また、当たり前のことですが、皆が皆、創造性が高いわけではありませんので、
創造性が足らない人、想像性がない人はこの中に生きていくことは非常に厳しくなってくるでしょう。

そうなると、いかに創造性があるか?という競争が始まるのですが
では、その創造性とはなんなのかという部分を考えていきましょう。

創造性とは、新しいものを生み出す力。これは人間だけが持っているものです。

その人間が持っているもの=ネイチャー(自然)の部分です。
対して、ロボットや機械は自然ではない人工物で、以前開発したものよりもより優れたものを、早いものをと
ひたすら比較の世界です。
さて、ここで矛盾が出てくるのですが、ネイチャーを求めると、本来であれば人間らしくなってくるはずなのに、
競争などの比較を求められると、今度は機械的になり、おかしなことになってしまいますよね。

そこで、課題となってくるのは、
ネイチャーに基づいて、私たち人間がどうやって社会の仕組みを創れるのか?ということです。

これをふまえて、今後必要になるのが
日本型の資本主義と人材教育、セルフリーダーシップ開発が急務となってくるのです。

話が専門的になってきましたが、これを意識の中に取り入れているのといないのとでは
AIに取って代わられるか変わられない自分になるか?というところにかかってきますので
しっかり意識しておいてください。

これから始まる進化論

何度か書きましたが、これまでは人間の欲をもとにして、経済は成長してきました。
今後は、日本型資本主義経済が求められていく時代です。
これは、これまでの低次欲求から高次欲求へと変化する必要があります。
私たちはまだここから、進化が必要なのです。

進化?どうやって?できるの?
そんな声が聞こえてきそうですが、はい、できます。

ここで、有名なマズローの欲求五段階説を例に挙げます。

この説は、人間の欲求は、5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、
より高次の階層の欲求を欲するとされる説のことです。

例えば、最初に求められるのは生理的欲求です。これは生きていくための基本的な欲求ですね。
「食べたい、寝たい」などがあげられますが、
これが満たされると次は安全欲求が出てきます。これは風雨をしのげる場所を求めたりすることですね。
これが満たされると次は社会的欲求が求められます。
名誉や地位を欲しがったり、仲間を求めたりということですね。
ここまでが低次の欲求で、これまでの経済はこういった欲により成り立ってきました。

しかし、ここが満たされると次は、他者から認められたいという尊厳欲求
そしてこれが満たされると自己実現欲求として、自分の能力開発を求めたりという
意識へと変わっていきます。

確かに、今の時代、私たちの様々な欲が満たされて便利になりました。いろいろな面で
効率が上がっていますが、果たして、私たちの心が豊かになったと言えるのでしょうか。

振り返ってみると、今日本では、ブラック企業の問題や自殺者の数の増加、更に
他国に比べて世界で一番自己肯定が低いという問題が出てきています。

人としての豊かさを求めないといけないのに、これでは逆行している状況と言えないでしょうか。
人としての進化はどうしてしまったのか?というところですよね。

今こそ、私たちはこの結果としっかり向き合わないと、次のステージにいけないのです。

では、進化するために何が必要なのかというと、やはり教育、人材育成という部分です。

あなたは、リソースという言葉を聞いたことがありますか?
リソースとは資源という意味で一般的には、「人」「モノ」「金」「情報」がリソースと言われています。
では、このリソースが豊かだと成功できるのでしょうか。儲かるのでしょうか。

答えはNOですよね。

誰が、これらのリソースを扱うかによって結果が変わってきます。
大事なのはリソースそのものより、扱う人次第ということなのです。

また、リソースの中でも最大のものは「スキル」と言われています。
リソースを扱う人もスキルが高ければ結果が違ってくるということもあり、スキルに注目が集まってきました。
そのために、コーチングやプレゼンテーションなど必要なものを研修で取り入れたりしました。

これさえあれば、家族もうまくいく、収入もあがる、などそういった誘い文句にも乗せられ、
スキルを求めてきたわけです。

しかし、このスキルを高めるには、正直言って結構大変です。
スポーツに例えればわかりやすいかもしれませんが、かなり反復練習をし、経験を積まないとスキルは
簡単には身につかないのです。

その結果、すぐにやめたり諦めたり、ということになりがちです。
あなたにも心当たりはないでしょうか。
今度こそこれを身につけるぞと思うけど、なかなか続けることができずやめてしまったもの。
では、高いスキルを身につけるにはどうすればよいのかというところになるのですが、
これが先にも少し書きましたように高いモチベーションが必要となるのです。

アメリカでいうところのアメリカンドリームですね。
このスキルを身に着けると将来自分がこうなる。豊かになる。成功できる。有名になる。
こういったモチベーションです。

そんなものどうやったら夢を見られるの?どうせ失敗する、と悪い方にばかり考えてしまう人も
いるかもしれません。

そこで、ぜひ知っておいていただきたいのが、

インナー・リソース」の存在です。
インナー、つまり自分の内側のリソースのことです。

高いスキルを身に着けるべく、使いこなさなければいけないのは、私たちの内側にある
リソースです。
これを自分の中で見極め、どう磨き、どう活用するのかということができれば、どんなスキルでも
身についてくると言える、魔法のリソース。

そしてこのリソースを開発するためのプログラムも存在します。
これが、インナーリソース開発(セルフリーダーシップ開発)です。

このインナーリソースを開発できれば、あらゆる「できない」を「できる」に変えられます。
肝となるのは、人間誰もが持っている、もちろんあなたも持っている、「インナーリソース」の使い方だと知っておきましょう。

日本がリーダーとなる時代、あなたはどうする?

これまでは、私たちはスキルが大事だとスキルを一生懸命、身に着けようとしてきました。

つまり、これまではスキルをはじめ、人モノカネなど外側のものばかりを求めてきました。
しかしこれからは、内側にあるインナーリソースを磨き、日本主導で新しい経済システムを構築し、
それから世界へ送り出す必要があるということです。

あなたは意識していないかもしれませんが、これからは日本がリーダーになっていかないと世界も回っていきません。
日本は、超高齢化社会へ一番乗りの国となります。この時代を、日本がどううまく乗り切るのか、
世界が注目しているわけです。

もしうまく乗り切ることができれば、他国も、わが国も何とかしてほしいと言うことになり、日本が求められてきます。
そのためにカギを握るのがインナーリソースなのですが、実はこれは、日本人だからこそ実現できる理由があります。

例えば、日本はなでしこJAPANとしてワールドカップで優勝し、話題となりましたよね。
選手一人一人の能力を見れば相手チームの方が格段に高かったのは事実です。

しかし、日本の場合、チーム戦だと勝ててしまう。これが日本型チーム力です。
同じことを海外で起こそうと思ってもなかなか起こらないことなのです。

野球のオリンピックも同じで、選手一人一人の能力はキューバやアメリカには勝てないのですが、
チームでやると勝てるのです。

これ、素晴らしいことだと思いませんか。

それにしても、いったいこれは、どのようにして生み出されているのか、知りたくありませんか?

実はこれは、私たちの中の精神構造にあります。

これを肚(はら)の文化と呼んでいるのですが、まさにこれがインナーリソースで、
私たちはもう一度これを思い出す必要があります。
私たち日本人がもともと持っている自分の中の精神構造、これをどうやって開発していけばよいのでしょうか。

では、ここで質問です。

我々がみんな持っているインナーリソースとは一体何だと思いますか?

インナーリソースとは、場面や状況において、それぞれ私たち個人が持っているもの。
一番の基準とならなければいけないのは「愛」です。

え、そんなこと?
そう思われるかもしれません。

しかし、今これが足らないため、心の豊かさが失われているのではないでしょうか。
相手に対する愛があり、それに基づいて行動ができないから、問題が起きてくるのです。
巷で起こる事件やトラブルを思い返してみてください。
相手の気持ちがわからず、そのままぶつけるため相手が怒ったり、トラブルになります。

ちなみに、機械は愛を持たないため、私たちのように愛を持った行動ができませんよね。
これこそが今後必要となってくるインナーリソースの基本となるものです。

例えば、何か目標を立てるとして。
漠然とした目標ではなかなかモチベーションも上がらず続けることができませんよね。

これを、
なんのためにやるのか。
誰のためにやるのか。

この目標達成の理由をはっきりさせれば、成功に向かっていけることになります。

進化のためのステップを知る

ここで、私たちが進化していくためのステップを紹介したいのですが、その前に。

「わかってるのにできない」という言葉がありますが、誰もが一度は使ったことが
あるのではないでしょうか。

これ、最初に言っておきますがわかっていればできることです。
わかってないからできないのです。

ハッキリ言いますが、わかってるのにできないと言っている間は絶対にできません。
きついことを言うようですが、こんなことを言っている間は自己開発はできないと思ってください。

もう少し説明しますと、
まず一つのことを「知る」とします。それを、わかった気になって「やる」と、「できない」という結果が出てきます。

もしそこで、インナーリソースを活用すれば、ただ単に

「できるまでやる」という結果だけが残ります。

非常にシンプルだと思いませんか?

進化の4ステップは先ほど挙げた順に起こります。

1、できないことを自覚していない⇒できる可能性は0
2、自覚しているけどできない⇒0から1へ
(自覚できた瞬間からできる可能性が生まれる)
3、意識すればできる
4、意識せずにできる⇒習慣化

となるわけですが、では、この4ステップをどう踏んでいくか?というところですよね。

進化のステップを順に進んでいけるよう、一体どう反復し、練習するのか。
実は、こういったものをプログラムの中でデザインし、実行できるものを実際に作っています。

これまでお話ししたように、インナーリソースを活かすと、個のパフォーマンスは飛躍的に向上します。

あなたが変わることで家族は変わり、家族が変わることで、地域が変わり、
地域が変わることで、日本が変わり、日本が変わることで、世界が変わり、
世界が変わることで、地球が変わります。

全ての「はじめの一歩」は私たちひとりひとりから始まります。

さあ、AIに負けない自分を、作っていきませんか?

■ 執筆者情報

佐々木浩一【RCF®考案者・人生変革の専門家】
能力開発プログラム分野において、 NLPを凌ぐともいわれる「望んだ結果を生み出す公式=RCF®(Result Creation Formula)」を考案する。RCF®は現在、数万人が実践し、成果に直接つながる画期的なメソッドとして各分野で話題になっている。RCF®実践者の中には、世界で活躍する芸術家や、ベストセラー作家、スポーツ選手などもおり、国境を越えて活躍するリーダーも生まれはじめている。
「日本人を世界のリーダーに」をミッションに激動の時代に新たな風を各界に吹き込んでいる自己変革力開発スペシャリストとして、多くの人に人生を切り開く力が自分の中にあることを気づかせる毎日を送っている。


 

目標を決めても、すぐに諦めてしまう
二度寝グセが直らない
重要なこと、返信も、ついつい後回しにしてしまう
翌朝早いのに、ボケーっとテレビ見て夜更かし
ダイエット中なのに、甘いものをやめられない

 

長年の悪習慣を、たった7日間で書き換える方法があります。
最新の脳科学を駆使したら、行動を変えることは簡単で
誰でも継続の方法を知ってしまうと、習慣化は自動で起こります。 



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