あのイーロン・マスクも恐れていたこと

イーロン・マスクを知らなくても、彼が手掛けたオンライン決済システムの「Paypal」や、
今や当たり前のように私たちの身近にある電気自動車を知らない人はいないのではないでしょうか。

それだけではなく、近い将来一般的に火星旅行を可能にさせようという驚くべきプロジェクトを
立ち上げるなど世界規模の起業家で、まだ1971年生まれという若さ。

御多分にもれず、幼いころから神童ぶりを
発揮していたようで、やはり凡人ではないようです。

ですが、だからと言って彼も私たちと同じ人間。
恐れることもあれば、すべてを失う覚悟だったという経験もあるのです。

ここでは、天才起業家のイーロン・マスクから、私たちが学べることを紐解いていきましょう。

いじめられっこだった?イーロン・マスク

イーロン・マスクがいじめられっ子だったというのは、彼の自叙伝でも語られている
ことなのですが、通常であればいじめを受けたりするとそこで悩み苦しむ人も多いと思います。

ですが、彼の場合は誰も遊び相手がいない時間がそのまま読書の時間になったそうです。
イーロン・マスクいわく、程度の低い友達と遊ぶよりも読書や一人の時間を選ぶといいます。
確かに、合わない相手に無理やり合わせるよりも、そこは割り切って自分の世界に
没頭するのもよいのかもしれませんね。

実際、彼の読書量はすさまじかったようで、今でこそ電気自動車やロケット開発など
最先端技術に携わる人物ですが、そういった知識も読書や情報を取り入れる能力で
培ったのでしょう。

成績もよくなかった少年時代

そんな彼ですから、当然学校の勉強はかなりできたと思われると思いますが
実際はそうでもなかったようです。
というよりも、自分の理想論が強すぎて、教科書に書いてあることを
頭から批判するといったこともあったようです。

学校の成績は今も昔も同じで教科書に書いてあることがすべて。
それであるなら、どうしても彼のように突出した意見を持っている場合は
成績という点では振るわなかったのかもしれません。

そんなイーロン・マスクですから、学力優先の考え方ではなく
大学は不要だとインタビューなどでもそう答えています。

自分自身が、何か本気で好きなことがあって、それを自身で勉強し
極められるのであれば、確かに大学を出なくても企業家として
やっていく道もあるでしょう。

このように、イーロン・マスクを振り返ってみると私たちの固定観念とは
違うものが見えてきますね。

彼のような成功者がいじめを受けていたり、成績も振るわない学生時代だったとしても
今のように大きな成功を遂げているというのは、能力の違いはあれどかなり
心強いものではないでしょうか。

妄想も悪くない

また、イーロン・マスクは少年時代、妄想なども人一倍強かったそうです。
どれだけ強かったかというと、現実と妄想の区別がつかなかったほどだそうです。
妄想と現実の差がつかないというのは願望をかなえるのには非常に重要な役割を
示しているのはご存知でしょうか?

よく、叶えたいことがあるなら、叶ったものとして思い込むとよいという
ことを聞いたことがないでしょうか。

妄想と現実の区別がつかないというのはまさにその状態で、これまでないものをどんどん
作り上げてきたイーロン・マスクの頭の中には、既に「あるもの」として
存在していたのかもしれません。

あとはそれを形にすればよかったわけですから、どんなに周りから反対されても
まともに聞き入れることはなかったのでしょう。

実際、世の中の成功者は同じような妄想力でもって願いをかなえている人は
少なくありません。

私たち凡人は、自分の中で画期的なアイデアが思い浮かんでも、すぐに否定的になったり
無理だ、できるわけがない、と自分で自分を否定し、周りから反対を受ければ
すぐに納得して伸ばした手を引っ込んでしまいがちです。

もし、あなたに今叶えたいことがあるなら、イーロン・マスクを真似して
既にあるもの、できるものとして思い込んでみてはいかがでしょうか。

天才も怖いものは怖い

 

怖いものなしにさえ見えるイーロン・マスクですが、
彼はインタビューでこんな発言をしています。

「恐れや不安に思うことは多々あるが、自分を信じて乗り越えないといけない
恐怖を感じない人などいないよ」

「スペースXを始めたときもすべてを失う覚悟だった
でも、そこでの研究結果が次の世代に受け継がれればという思いだったんだ」

なんでもこなして、ガンガン進んでいるように見えるイーロン・マスクでさえ
新たに事業を始める時はこのような覚悟をしています。

ですが、やみくもに始めようとしているのではなく
そこにはあくまでも自分への挑戦、それだけでなく自分が挑戦したものが
例えうまくいかなかったとしても後に受け継がれればという広い視野で
見たものだったのですね。

「これをやるべきだ、必要であると価値を見出したのならば
どんな逆境があっても行動する」

人はどうしても、新たなことに挑戦するときにもし失敗したら
とか悪い方向にフォーカスし、そのあげくに挑戦をやめてしまうという
ことがないでしょうか。

これまで私たちは挑戦をし続けたから、現在の生活があるのです。
私たちが挑戦をやめてしまったら発展もしません。
これは文化や文明など大きな視野だけでなく、私たち自身にも
十分に言えること。

自分に対して挑戦をやめてしまったら、失敗はしませんが成功もありません。
自分自身が成長することもなくなるでしょう。

今の生活を少しでも良くしたいと思っているのなら
一歩踏み出さなければそれを叶えることもできません。
きっと、この記事を読んでおられる方は今の自分を変えたい、生活を変えたい、
もっともっと、と思っている方なのではないでしょうか。

だとしたら、失敗を恐れず挑戦し続けるべきです。
無謀なことをしろというわけではありません。

ほんの些細なことでも構わないので、今の生活から一歩でも進めるような
挑戦をし続けるのです。

小さな挑戦の成功体験は、徐々にあなたの自信となり、
一つの成功をもとに少しずつ階段を上がるように一歩一歩、踏み出していけることでしょう。

このように、一般的に見たら到底及ばないような偉人、成功者には
私たちでも参考にできそうなエピソードやマインド、名言があります。
別世界の人、と思うのではなく何か自分でも参考になるものはないかと
考えて読んでみるのもおすすめです☆

■ 執筆者情報

本多遊里子 【ライター】
WEBライティング、サブカル雑誌などのライティングを経て電子書籍の執筆多数。現在はRCF出版の電子書籍編集に携わっている。


 

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