イチローに学ぶ、一流の習慣づくり vol.8 ~「ひらめき」を大量生産するたったひとつの方法~

突然のひらめきを手にいれるには

1989年4月11日、日曜日、ナゴヤドームでの西武戦です。3連戦の最終ゲーム。その9回、トップバッターだった僕は、リリーフ登板した西崎さんにボテボテのセカンドゴロに打ち取られたんです。とくに左バッターから見て、二塁手から右側のセカンドゴロは最悪なんですね。二塁手よりセンター寄りのセカンドゴロはまだマシなんですけど。それで僕は最悪のセカンドゴロだったんですが、次の瞬間、嘘のように目の前が晴れていったんですよ。「ああっ、これなんだ!」と思いました。これまで、探し求めていたタイミングと身体の動きを一瞬で見つけることができた。それをあやふやなイメージではなく、頭と身体で完全に理解することができたんです。

「わかる」という感覚は、それこそ何度も失敗を繰り返し、試行錯誤することによって突如浮かび上がってくるもの。むやみやたらと時間をかけたからといって、その感覚を掴めるものでもない。

頭のなかに自分の課題をしっかりと意識しながら仕事をする。そのような習慣によって、あなたも突然のひらめきを手にいれることができるのだ。

実戦経験を積み重ねる

頭の中に自分の課題を意識していることで、高速であなたの目の前を通り過ぎているチャンスをつかむことができるようになる。

イチローはいつも自分の課題を持ちながら実戦を積みかさねるというマインドセットを持っている。だからこそ、身体が感じた一瞬のチャンスを逃すことがない。

実戦でないとできないことがあります。一瞬の判断は練習では養われません。

実戦という本気に取り組んでいる環境だからこそ、そこでの体験が多くのことを教えてくれる。その教えが無意識に行われる一瞬の判断の質を高めてくれる。

脳というものは、多くの情報を記憶して、次の機会にいかすことのできる改善されたプログラムを提供してくれるのだ。

だからこそ多くのチャレンジをしよう。実戦を通じて壁にぶつかったりした時がチャンスである。そこで必死に食らいついた実戦経験は、次の機会に必ずいきてくる。

壁ははね返されるものではなく乗り越えるもの。壁にブチ当たったら、そこから逃げるのではなく、なんとかして壁の向こうにたどり着くことを考えよう。その向こうに偉大なあなたがいるのだ。

■ 執筆者情報

シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。


 

目標を決めても、すぐに諦めてしまう
二度寝グセが直らない
重要なこと、返信も、ついつい後回しにしてしまう
翌朝早いのに、ボケーっとテレビ見て夜更かし
ダイエット中なのに、甘いものをやめられない

 

長年の悪習慣を、たった7日間で書き換える方法があります。
最新の脳科学を駆使したら、行動を変えることは簡単で
誰でも継続の方法を知ってしまうと、習慣化は自動で起こります。 



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