イチローに学ぶ、一流の習慣づくり vol.17 ~ET-KING「いときん」さんが生きたくても生きれなかった今日~

誰かが生きたいと願った一日

大阪を拠点に活動する人気ヒップホップグループ「ET―KING」のリーダー、いときん(本名・山田祥正=やまだ・よしまさ)さんが31日、大阪府和泉市内の病院で死去した。38歳という若さであった。

「これから生命力を尽くし、家族、仲間と共に病気と向き合い、治療法を選択し専念していきたいと思っております」「ET-KINGのリーダー、いち大阪のブルースマン、そしてHIP HOPのトラックメイカーとして、自分の音楽、哲学に向き合い、まだまだ作品を残したいと思っています。生きたい!!」

2017年8月、肺腺がんの診断を受け、年内のライブ活動休止を発表した際のコメントである。

あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日。

韓国で160万部の大ヒットを記録した、小説『カシコギ』に出てくるフレーズであるが、強く「生きたい!!」と願う人がいるのとは対照的に、今日という日をとても粗末にしてしまっている人がいるのも事実である。あなたはどうだろうか?

毎日全てのエネルギーを使い果たそう

2004年5月、日米通算2000本安打を記録した日のインタビューで、イチローは次のように語っている。

今日のことは日付が変わったときで終わり。この時点で過去のこと。

イチローにとって、一日一日が人生の新しいスタートになっている。いつでも一日単位で考える習慣を持っているので、常にその一日を全力で過ごすことができる。

成功する人間のマインドセットは一日単位でエネルギーを出し切ること。決して出し惜しみをしない。人生はよく長く険しい山道を登ることに例えられるが、実はそうではない。人生とは100メートルのダッシュを繰り返すことに似ているのだ。今日一日を完全燃焼させることに専念しよう。

人生にペース配分なんてものは不要だ。一日単位で完全燃焼させよう。

あなたが生きている今という瞬間は、誰かが生きたくても生きることができなかった瞬間である。それを大切に、そして全力で生きるということは、私たちにとって非情に重要なマインドセットだ。

一日を終えるとき、クタクタになって布団まで這っていき、布団に潜り込んだ瞬間に眠りにつく。こんな毎日こそがあなたの人生をより輝かせてくれるはずである。

■ 執筆者情報

シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。


 

目標を決めても、すぐに諦めてしまう
二度寝グセが直らない
重要なこと、返信も、ついつい後回しにしてしまう
翌朝早いのに、ボケーっとテレビ見て夜更かし
ダイエット中なのに、甘いものをやめられない

 

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