イチローに学ぶ、一流の習慣づくり vol.19 ~ロケット「SS‐520」が示す世界最小の強みとは~

逆境が人を成長させる

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日午後2時3分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で、衛星用では世界最小級のロケット「SS-520」5号機を打ち上げた。SS-520は昨年1月、4号機の打ち上げに失敗。改良を加えた5号機で再挑戦した。

5号機は全長約9.5メートルで、日本の主力ロケットH2Aの5分の1以下の大きさ。超小型衛星の需要が増え、打ち上げ費用の安いロケットとして開発された。

ロケットを小型化するにあたり、もちろん数々の苦難があったのは言うまでもない。日本の技術力の威信をかけ、度重なる挑戦を続けてきた姿勢は、どこかでメジャーリーグに挑戦したイチローの姿とダブる。

身体がでかいことにそんなに意味はない。僕は大リーグでは一番小さいほう。それでもこんな記録が作れた。遠くに飛ばす力はバランスだとか、身体を正しく使うことによって生まれる。だから、小さい子どもが大きな身体がないと駄目だと錯覚して可能性を潰さないでほしい。

2004年10月、シーズン通算安打のメジャー記録を更新した際に語った言葉である。

何でも条件が揃えば成功できるかといえばそうではない。逆境やハンディキャップというものが成長を促すエネルギーとなることが往々にしてある。多くの偉人たちが逆境をバネにして素晴らしい実績を成し遂げていることを肝に銘じよう。

状況に左右されない強さを持つ

とはいえ、逆境を乗り越えるには強い精神力を必要とすることは言うまでもない。その強い精神力の源となるのが「内発的モチベーション」と呼ばれるものである。

内発的モチベーションは「好奇心」や「執着心」から生まれてくる。仕事のなかにそれらが芽生えてきたとき、途端に内発的モチベーションが高まり、がぜん仕事が面白くなる。

どんなに苦しいときでも、あきらめようとする自分はいなかったし、あきらめる自分もいなかった。そのときのベストを尽くそうという自分がいたということ。それはとても心強いことでした。自分がどんな状態であろうと、チームがどんな状況であろうと、モチベーションが下がることはありませんでしたね。

これも同じくシーズン通算安打のメージャー記録を更新したときにイチローが語った言葉であるが、一流のマインドセットとは、どんな逆境にあっても、あきらめることを知らない。

自分自身が自分のことをあきらめない限り、私たちの可能性は無限に広がっている。

自分自身が何をしたいのか、忘れずに生きていこう。

■ 執筆者情報

シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。


 

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