「やる気」が続かない人は、「決断力」をムダ使いしている?

「決断力」が重要だという話は、よく聞くところです。
ところが、この「決断」頻度が多すぎると、
望ましくない結果を招いてしまうことを、知っていますか?

世界の偉人たちは、いつも同じ服を着ている?

アップルのスティーブ・ジョブズは、つねに、黒いタートルネックにジーンズ。

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグは、つねに、グレイのシャツにジーンズ。

オバマ前大統領は、いつもグレーかブルーのスーツ

彼らが、つねに同じ服を着ていたことは、よく知られています。

彼らが、つねに同じ服を着ている、その理由は、「毎朝、服を選ぶ」というような
 ムダなことに「決断力」を使わないようにするため 
だと言われています。

それを知って、
「へぇ、なるほど、煩わされるものを極力少なくして、時間を有効に使うのか」

と思っっていたのですが、

あるとき、実は、これは、やる気の持続力と関係することなのだと知りました。

決断や意思決定をすると、気力が減少する

心理学では、
 決断や意思決定をするときに、気力が減少する と言われており、

これは 認知資源 と呼ばれており、

この 認知資源が減少すると、気力が減退する のだそうです。

世界の偉人たちは、認知資源をもっと有効な
ビジネス戦略立案や政治活動に使うために、

服選びのような重要度の低いことに、極力、ムダ使いをしないようにしているのですね。

意思決定をすることが多いと、
疲れてげんなりしまう、というのは、感覚的にも、わかるような気がします。

これが事実なら、
学生を有意義な活動に集中させるために、
つねに同じ制服を着せるようにするのも理にかなっていますね。

しかし、毎朝の服選び、男性はつねに同じでも良いかもしれませんが、
女性は毎日同じ服装で出勤というわけには、なかなかいきませんよね。

女性は安価なスタイリストを利用する方法も!

実は、私も服選びは苦手です。
もっとも苦手なのが、新しい服を選びに行くショッピング。

(服選びが楽しみな方は、それで良いと思いますが。)

なので、私は、
スタイリストさんがコーディネートして
送ってくれる洋服レンタルを利用しています。

事前に登録した私の好みに合わせて届くので
基本的に、そのままのセットで着られる。

実は、アクセサリーもです。

歩き回って選ぶストレスもなく、
流行りも外さず、クローゼットも占有せず、
飽きることもなく。なかなか気に入っています。

やることを決めるよりも、
やらないことを決める方が、有効な時代

意思決定を減らした方が良いのは、
なにも服選びだけのお話ではありません。

家電は便利になり、社会のIT化も進み、
人は楽になるのかと思いきや、
むしろ多忙になっているのが現代人です。

インターネット時代の膨大な情報量。
ニュース、ゲーム、ガジェット、
ビジネスネタ、自己啓発、アプリ、
ソーシャルコミュニティetc.etc・・・

目の前の情報から、何かを選ぶたびに、
「認知資源」を浪費し、
最も力を割くべき目標への気力を無くしているとしたら・・・・。

ぞっとしないでしょうか。

やらないことを選ぶ。
決断する力をムダ使いしない。

最も大切なことへの「やる気」を温存するために。

 決断することは重要です。
しかし、「決断しない事柄」を決めておくことも、また、重要なのです。 

■ 執筆者情報

杉浦由佳 【コピーライター】
トレンド雑誌やビジネス誌の記事広告、企業のブランドファシリテーター兼ブランドコピーの執筆を務める。元ITエンジニアの杵柄でIT分野も得意とする。RCF出版の電子書籍編集に携わるほか、「ライターのためのライティング講座」を開催中。

「言葉の力で、価値あるものを世に出す」をミッションに活動中。


 

目標を決めても、すぐに諦めてしまう
二度寝グセが直らない
重要なこと、返信も、ついつい後回しにしてしまう
翌朝早いのに、ボケーっとテレビ見て夜更かし
ダイエット中なのに、甘いものをやめられない

 

長年の悪習慣を、たった7日間で書き換える方法があります。
最新の脳科学を駆使したら、行動を変えることは簡単で
誰でも継続の方法を知ってしまうと、習慣化は自動で起こります。 



メールアドレスを入力するだけで、あなたの人生が大きく動きはじめます。