あなたが当然だと思っていることが、実は全く違うことだったということが
時に起こるものですが、その中の一つに「長所と短所」があります。
その名の通り、「長所」=よいもの
「短所」=悪いものと一般的に考えられていると思いますが、実はこれは大間違い。
長所も短所も同じ根っこ、見方次第で早変わり
まず、この言葉を覚えてください。
「長短同根」
これは読んで字のごとく、長所も短所も根っこは同じで、同じ特性の別の側面があるという意味です。
例えば、「わかりやすく説明ができる」ことをネガティブに言うと「この人、理屈っぽい」となります。
求められたところで自分の特性を出すか出さないかということなんですが、
誰も求めていないところでその特徴を全面的に出すと、ネガティブにとらえられてしまうということです。
つまり、特徴、特性はあるのですが、そこには長所も短所もありません。
言ってみれば
コインの表と裏です。これを知っておくことで、あなたのマインドセットも大きく変わります。
一つのものには必ず表と裏があり、ポジティブな部分もネガティブな部分も絶対にあります。
顔のつくりにしてもそうですね。
例えば、世の中で美しいとされる顔のつくりって、やっぱり似た傾向があるわけです。
ちやほやされることがその人に与える影響はまた違います。
ただし、これはいい影響ばかりではないので、その人にはその人の、違うチャレンジがあるのです。
だから自分の生まれ持った、自分の持っているものの有効活用の仕方を知らないといけないのです。
これらを正しく認識して、 プラスもマイナスの面も受け入れて、最大活用するためにはどうしたらいいのか?
自分の身をどこにおいて、どういう場面でどういうことをやると、人に価値を与えられるのか?
このような発想ができると、自分の行動も変わります。
もし今、あなたが物事の片方しか見えないのなら、自分がそこに凝り固まって、
片方しか見ないようにしていると思ってください。
これは、人生で起こったイベントすべてにも同じことが言えるのです。
自分にとっての失敗、もう思い出したくもない経験でさえ、ポジティブな側面があります。
逆に、大成功で、もう俺天才。みんなから賞賛されるような経験さえ、ネガティブな側面があるのです。
ですから、一つの良い出来事、評価もそうでもないことでも、それを常に中立で見る、両方あるという視点を必ず持ってください。
本多遊里子 【ライター】
WEBライティング、サブカル雑誌などのライティングを経て電子書籍の執筆多数。現在はRCF出版の電子書籍編集に携わっている。