一流はいつも常識の外にある
日本の教育は型にはめたような常識人を作るための教育である。数学は100点だが、国語は40点といった能力の凹凸が激しい生徒よりも、全ての教科に70点を取るような、平均的な生徒を生み出すことに重点がある。
けれども、本当の才能とは、常識からはみ出した個性から生まれるものである。秀でた能力は常識という共通点の中にあるのではなく、相違点の中に存在するものなのだ。
常識とは、18歳までに身につけた、偏見のコレクションのことをいう。普通と言われる人生を送る人なんて、一人としていやしない。いたらお目にかかりたいものだ
この言葉は天才アインシュタインのものであるが、あなたは常識の範囲内で仕事をそつなくこなす優等生になってはいないだろうか?
常識の内側で発想するのではなく、視野を広げ、常識の外から発想してみるという習慣を持つことが、自らの枠を超える秘訣なのである。
常識と言われることを少しでも変えてやろう、というのが僕の生きがいのひとつにある。
イチローは常識の文脈をはみ出すことによって一流へと昇りつめた一人であるが、それは彼のバッティングフォームを見れば一目瞭然である。彼のバッティングフォームは教科書が教える画一的なフォームとは全くかけ離れた型破りのものとなっている。
ここで大切なことは、「それでも成功できた」のではなく、「それだから成功できた」ということである。成功を手に入れるためにも、勇気を出して教科書通りから離れてみよう。
基本をマスターしたら応用へ向かう
ぼくはセオリーを壊してナンボです。ルールブックには内野安打を打ってはいけないと書いてないですし。
仕事でお金を稼ごうとしたら、常識やセオリーの範囲内で人と同じことをやっていてはダメである。
とはいえ、基本的、初歩的なことを身に付けようとすることも重要なマインドセットである。基本はクリアした上で、そこに自分独自のアイデアや発想を付加することによって一流の仕事が成し遂げられる。
基本を身に付けることは大事なことであるが、そこに足踏みしていてはいけない。基本をマスターしたら応用へ向かおう。
標準からどれだけ離れられるかで人間の成長の度合いが決まってくるのである。
シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。