イチローに学ぶ、一流の習慣づくり vol.12 ~タイガーが2年半ぶりの予選通過に向けて「変えた」ある一つのこと~

大事なのは普段の努力とポジティブ思考

アメリカ、カルフォルニア州で行われている「ファーマーズインシュランスオープン」にて、タイガー・ウッズが約2年半ぶりの予選通過を成し遂げた。

生後9ヶ月からゴルフを始め、史上最年少の21歳3ヶ月でマスターズ・トーナメント初優勝。その後、わずか10ヶ月余りでマスターズを含む7大会で優勝、6月に初の世界ランキング1位、そして、21歳にしてPGAツアーの史上最年少賞金王をてにするという、輝かしい実績を持つタイガー・ウッズであったが、プライベートでの女性問題や度重なるケガなどもあり、かつてのその輝きを失いつつあった。

けれども、今週行われている米国ツアーで久しぶりの予選通過。そのことがニュースとなるのは、かつてのタイガー・ウッズからは想像しがたいことでもあるが、代名詞ともいえるいくつかのロングパットを沈めた際のガッツポーズには、かつての自信に満ちた姿を感じ取ることができた。

誰よりも自分が(自分の活躍に)期待しています。自信がなければこの場にいません。プレッシャーがかかる選手であることが誇りです。

タイガー・ウッズがメジャー大会4連覇という偉業に向けて邁進していたのと時を同じくし、イチローも日本のプロ野球という小さなフィールドを抜け出し、メジャーの世界へと飛び込む決意を固めた。

先の言葉は2000年11月19日、マリナーズ入団記者会見におけるイチローの言葉である。

マリナーズ入団記者会見の席上で、いつもはクールなイチローが「じゃーん!」というおどけた声を出しながら、クルリと周り、「ICHIRO 51」と書かれたユニフォーム姿を記者たちに見せつけた。

この態度にはようやく憧れの舞台に立てるという喜びとともに、メジャーでも自分は十分に活躍できるんだという自信を感じ取ることができた。

実は自信というものは自分で作り出すもの。一流のマインドセットとは、常に堂々と胸を張り、チャンピオンになった気分で物事に対峙していくというものである。そうすることで、自然と自信は備わってくるのだ。

「何かがうまくいったら自信がつく」とか「良い成績が取れたら自信が持てる」という条件付きの発想ではなく、無条件の自分に対する信頼こそが素晴らしい結果を導き出す。

これまで自らが積み重ねてきた努力を信頼し、いたってポジティブに振る舞う習慣さえあれば、あなたはあなたの内側に隠された本当のチカラを発揮することができるようになる。

■ 執筆者情報

シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。


 

目標を決めても、すぐに諦めてしまう
二度寝グセが直らない
重要なこと、返信も、ついつい後回しにしてしまう
翌朝早いのに、ボケーっとテレビ見て夜更かし
ダイエット中なのに、甘いものをやめられない

 

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