原因が分かっている不振はスランプではない
週明け5日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続落し、終値は前週末比592円45銭安の2万2682円08銭となった。米国株の急落をきっかけに世界同時株安への警戒感が強まった。多くのアジア市場も下落した。
最近の米株式市場は毎月毎週のように史上最高値を更新していたが、バブルだったという見方が強まっている。一連の出来事の始まりは、米FRBがリーマンショックを乗り切るために始めた超低金利と金融緩和であったが、金融緩和によるアメリカ経済の景気回復と引き換えに、バブル経済を引き起こしたと考えられている。根本原因を解消することがなければ、世界経済は再び難局へと突入していくことになるだろう。
僕のなかのスランプの定義というのは、「感覚をつかんでいないこと」です。結果が出ていないことを、僕はスランプとは言わないですから。
一般的には、成果を残せない状態のことをスランプと呼ぶ。イチローといえども、何打席もヒットに恵まれない状態が続くことがある。しかし、その原因を自覚できれば、それはスランプとは言わない。真剣に物事を追い求めている状態のことは、スランプと呼ぶべきではなく、それほど悩みもせず、結果に一喜一憂する人に訪れる不調のことをスランプと呼ぶのだ。
たいした努力もせず、すぐにスランプという言葉を口にする人がいるが、そんなことでは人生を成功に導くことはできない。
決してブレない自分の軸を持つ
太陽の出ない暗闇が永遠に続くことがないように、どんなに苦しいときでも、決して自分自身をあきらめずにベストを尽くしていこう。必ずあなたは着実な成長を手に入れ、難局を打破することができるようになる。
自分にとって、満足できるための基準は少なくともだれかに勝ったときではない。自分が定めたものを達成したときに出てくるものです。
そして、尽くすベストの取組みとは誰かとの比較の中に生まれるものではなく、自らが定める、自分自身との約束である。自分の定めたものを達成できたときの快感を味わえた人は幸せである。
小さくてもいい、むしろ小さいほうがいいかもしれない。自分と約束を交わし、それを果たして行った先にこそ、着実な成長と本当の幸せが待っているのだ。
シマケン【依存脱出ナビゲイター】
自らが、酒・たばこ・ギャンブルなどの様々な依存を克服してきた体験をもとに、依存脱出の手段を多くの人に伝える活動を行っている。